夢。

 

新型車椅子の試乗会場にいる。

足の不自由な人々が思い思いに車椅子を試す中、私は一台の車椅子を盗む。

 

会場を車椅子に乗ったまま飛び出し、迷路のような道を巧みに進む。

新型のそれには、坂を自動で登る機能や、片方の車輪が浮く機能、そして手元のボタンを押すとピザが運ばれてくる機能がついていた。

 

私はいつのまにか全ての機能を使いこなし、軽やかに走っていた。ピザは冷めてた。

 

迷路を抜けると、海に出た。

車輪が砂浜に沈む、心地よい重みを感じながら、かばんの中からカメラを取り出す。
写真を撮る。
私は車椅子に乗っている。

いつもとは違う目線でものが見えていることに感動する。

海はとても大きかった。

 

_____

 

家の近くをゆっくりと歩いた。

 

お気に入りのスニーカー、ソールが少し剥がれてしまっていて、歩くたびにぺたべたと気持ちが悪い。

 

民家の窓の前に、赤く華奢な花が咲いていた。

西日の時間、橙色の光といくつかの影。

窓際には赤と緑のポリタンクが置かれていて、その部分だけカーテンがめくれている。

 

私は泣いた。

たぶん私の心の状態と、その光景がぴったりと合わさったのだと思う。

笑えるくらいたくさん涙が出た。

10分ほど、そこから動くことができなかった。

 

_____

 

 

西武線の窓から、もう少しで沈む太陽を眺めている。

東京の、東京の何層にもなった建物が、時々たまに完璧な隙間を開ける。

今日さいごの太陽が、私の目めがけて飛んでくる。

それは記者会見のフラッシュのように、ぱちぱちと車内のひとびとをあかるくしていく。


冬の光が好きだ。
光のもとへ移動して、じぶんの目が、髪が、白く光るのを想像する。
身体の奥が、じんわりと温まっていくのがわかる。
 
もうすぐ、1日の中で一番好きな時間がくるのだろう。

 

_____

 

カレーうどん 昨日のカレーの残りにめんつゆとかいれた 少ししょっぱかった

豆乳のリゾット 炊飯器のちょうしが悪く硬く炊けてしまったので チーズをたくさんいれた

 

f:id:kazuheikimura:20170112162948j:image